直方鉄工協同組合
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現在モニュメントは、直鞍産業振興センター【ADOX福岡】の玄関前にあります。
作者:母里聖徳氏からのコメント
 2000年10月に直方鉄工協同組合様の依頼で制作させていただいた「FORGING COMPRESSION 2000 From fifteen columns」のコンセプトは、100年に及ぶ歴史の中で築きあげられた直方鉄工協同組合様の持つ鉄鋼加工技術、ノウハウをアート作品を生み出す技術として駆使し、今までに生産されなかった「鉄鋼製品→鉄鋼彫刻」を制作することにしました。

 現代社会を支えている鉄製品のほとんどは実用的であり機能性に優れ、コストを含め合理的にできています。そして、それらの鉄材の見え方、イメージは、固くて冷たい、ソリッドでシャープ、無表情などの感じられ方が一般的です。
 今回の作品は、このように見られ、感じられている鉄製品を、実用性、合理性重視よりも、鉄材そのものの素材感、素朴感を大切にして、自然界に存在する鉄に近い鉄鋼作品として制作しました。
 柔らかで暖かく、感性、感覚に語りかけてくる鉄、実生活の中で(機能性や合理性重視よりもこれら以外の鉄材の可能性の追求)アートオブジェとして成立する鉄鋼彫刻を最先端の技術をもつ企業とアートとの融合とコラボレーションで生み出すことが出来ました。

 この作品が直方鉄工協同組合様の新たな事業の展開や発展、新しい製品創造のきっかけになることを期待しています。
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